こんにちは。
住まいのコンシェルジュ杉野です。
現時点でかなり普及した感のあるPaypayが、サービスを開始してもうすぐ1年経つそうです。
当社も先日からPaypayでのキャッシュレス決済を導入しております。
しかし、現状だと非常に使いにくい、というのが現場の正直な意見です。
まず、Paypayで決済(支払い)する方法は「チャージ方式」と「クレジットカード方式」があります。
チャージ方式はnanacoカードのように、事前にお金を振り込んでおくことですね。
この2方式が曲者で、不動産屋さんで支払いができる項目に差があるのです。
下記のようにまとめてみました。
チャージ方式
- 仲介手数料
- 鍵交換費用
- 消毒料
- コンシェルジュ等のオプション
クレジットカード方式
- 上記4点
- 敷金
- 礼金
- 前家賃
- 日割家賃
- 火災保険料
- 家賃保証会社利用料
これを見ると一目瞭然、「チャージ方式」で決済できる項目が圧倒的に少ないことがわかります。
そもそも、仲介手数料や鍵交換費用などは賃貸の初期費用として一括していただくことが多いものです。
それをあえてPaypayと分けて決済するメリットがあまり感じられないですし、手軽なキャッシュレス決済がむしろ面倒くさくなってしまいます。
それでは「クレジットカード方式」ではどうかというと、これも一癖あります。
実は、24時間以内にクレジットカード方式で決済できる上限金額が定まっており、条件を満たしても「25万円」までなのです。
家賃4万円程度のアパートを借りるにしても初期費用は一括して25万円を超えることが良くあるため、上限を超える場合使用できません。
(※おおむね、最初に家賃の6~7か月必要です。)
何というか、痒い所に手が届かない、というのが現状です。
ただし、私もまだまだ勉強中なので、キャッシュレス決済をうまく活用しているという会社様があれば教えていただきたいです。
そういえば、明日から消費税率10%に引き上げですね。
近いうちに不動産を取り巻く消費税についてもブログを書こうと思います。
それでは本日はこれまで。
次回も読んでいただけると幸いです。