こんにちは。
住まいのコンシェルジュ杉野です。
進み続ける少子高齢社会に対応するため、国が掲げるコンパクトシティ構想。
市の中心部に行政機能を集約し、人口の都心回帰を促進、郊外への人口流出を食い止める狙いがあるようです。
福山市も向こう数十年というスパンでコンパクトシティ実現へ動き出しており、今回の「50戸れんたん」廃止もその事前準備と言えるでしょう。
「50戸れんたん」とは市街化調整区域内における開発の特別な緩和措置です。
通常は一戸建てが建てられない市街化調整区域において、住宅や店舗が50戸以上連なっているという一定の条件のもと、開発が許可されてきました。
旺盛な住宅需要に対する逃げ道だったのではないかと思います。
しかし、数年間の猶予期間を設けて「50戸れんたん」は撤廃されることとなりました。
宅地造成は基本的に市街化区域内のみで行われるようになり、街の開発の方向性も大きく変わることとなるのではないでしょうか。
それでは本日はこれまで。
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